興味無い人にはどれも同じに見えてしまうと思うシェラカップ。

がしかし、『犬ネコ飼い始めたらノラ犬・ノラネコの顔の違いが分かるようになった』的なモノがあります。興味を持って見るようになったら違いに気付くむんです。

メーカー・形状・容量・素材など、けっこう違いがあります。
特に形状については自分の好みや目的に合うものを把握するのが吉です。取っ手(持ち手部分)の形状は、事前に知った上で買った方がいいポイントです。


重なってて分かりにくいですが、メーカーによってけっこう取っ手の形違います

シェラカップはめったに壊れないので『壊れて買い替え』なんて基本ありません。なので、買う前に知っておいて損はないかと思うポイントを。


よく見れば けっこう違うよ シェラカップ  

って感じです。


ちなみに我が家では、現物比較の結果購入した
・ユニフレーム
・スノーピーク
・キャプテンスタッグ
・ベルモント
・SOTO
・コールマン
・ナチュラム(ユニフレーム委託製造品)
のシェラカップを実際に使っています。


以下には、選ぶ時に検討するといいポイントだけ列挙します。後で別記事にて各メーカーの特徴は書きたいと思います。



【1】取っ手(持ち手部分)の形状

前述の通り、メーカーによって取っ手の形状が微妙に違ってきます。
前提として、「カップとして使うだけ」なのか「食器としても使う」のかをハッキリさせておくとよいです。
飲み物だけならいいけど、皿や器として使おうとしたら使いにくと思う物もあります。

個人差あるでしょうが、皆さん大絶賛のスノーピークのシェラカップはカップとしては上出来ですが、食器としては持ちにくく使いにくいです(我が家と我が家のシェラカップを使わせてる友人たちの感想ですが)。特に、子どもたちにはスノーピークのシェラカップは持ちにくいと不評です。

メーカーやブランドにとらわれず、実物を握ってみてから判断するのがよいです。スノーピークのレビューは熱烈なファンの方の盲目的なご意見も多いので、現物見て冷静に考えてみるのが吉です。

スノーピークのシェラカップ。奥がチタン、手前がステンレス。カップとしてはいい形の取っ手ですが、食器としてご飯などを盛り重くなった時、二本指が入りにくく持ちにくいです。カップだけの用途ならシェラカップではなくマグカップを検討した方がいいかも。

ビジョンピークス(ヒマラヤのPB商品)のシェラカップ。取っ手がツルンと曲がっているだけのシンプルな作り。引っかかりが無いため、あまり持ちやすくありません。

ユニフレームの300mlサイズ。取っ手の先端が微妙に外側に沿っていることで、指が引っかかり持ちやすくなります。今やこの取っ手がシェラカップのスタンダードな取っ手形状ではないかと思います。様々な使い勝手に合う汎用性の高い形状だと思います。



【2】目盛りの表示

50ml刻みだったり、100ml刻みだったり、米用に合数もあったりoz(オンス)表示があったりと。メーカーにより違います。

ユニフレームの300mlサイズは50ml刻みプラス1合の目盛り。無難に便利です。

鹿番長ことキャプテンスタッグの300mlサイズ。意外にも(おっと失礼)、1番細かく目盛りが入れてあります。しかも、90ml(0.5合)と180ml(1合)にも目盛りがあり、米文化日本人には1番使いやすいかもしれない目盛り設定となっています。

「目盛りなんかいらない」なんて方もいるようですが、料理したりインスタントスープ飲む時なんてすごく便利です。
家では湯量はからず適当にお湯入れてインスタントスープ飲んでましたが、シェラカップ持ってキャンプやるようになって「この濃さがメーカー推奨の味だったんだ」と初めて知りました。家では、薄いものを飲んでたようでした(笑)



【3】材質
 
シェラカップの主な材質はステンレスかチタンとなります。材質は重量と価格に影響を及ぼします。
アルミ製は現在ほぼありませんし、質感が給食食器のようだし、耐久性にも乏しくオススメしませんので割愛します。


かなり端折ってシンプルに言うと
ステンレス ・・・ 安価で重い
チタン ・・・ 高価で軽い
という感じ。

300mlサイズの例で言うとおおよそ
ステンレス ・・・ 70〜110g、900〜1200円
チタン ・・・ 35〜50g、1500〜1900円
という感じ。

見た目、触感の好みもあると思います。
左ユニフレームがステンレス製、右ベルモントがチタン製。ステンレスはツルっとした銀色、チタンはマットな鈍色(グレー です。

ステンレスの方が金属臭がすると言う人もいます。実際、ステンレスの香りしますが、アウトドアでそれが気になる人はアウトドア向いてないと思います。チタンもステンレスほどではないにしろ、無臭なわけではなりません。

ステンレスはどれも触感はほぼ変わりませんが、チタンは独特のザラついた触感が苦手だという人もいるので、チタン触ったこと無い場合は、現物触ってみるのがいいと思います。
ただ、チタン製品はメーカーにより仕上げがかなり異なるので注意です。スノーピークはツルンと、丁寧に仕上げられてますが、安いベルモントはザラつきがかなりあります。仕上げは価格に比例するかも。

ちなみ、ザラつきのあるチタンシェラカップは、ティッシュで拭いて「洗い完了」とし難い点が個人的には難点です。



【4】重さ

これはメーカー(ブランド)、デザインの好みとの兼ね合いになってしまいますが、重さに関して頭に入れておくポイントは

・登山などのために軽量化したいのか、オートキャンプ等でそこまでの軽量化は必要無いのか。
・軽すぎると空の状態で風で飛ぶ紙皿のような煩わしさがある。

という2点です。

自分は基本オートキャンプ使用なので、激しい軽量化は必要ありません。そして、オートキャンプなので、重さよりも使いやすい形状で、屋外で風に飛ばされない物が理想です。
なので、正直、チタン製である必要はありません。

300mlサイズで言えば、ステンレス製で70g程度の物なら、重すぎず・風に飛ぶほど軽すぎず、でベストです。
具体的には、ユニフレーム、SOTO、ナチュラムあたりです。

重さについてはまた別記事でも検証したいと思います。



【5】高さ(丈)

高さは低いほどこぼれやすくなります。当たり前ですが。
ただ、けっこうメーカーによって高さが違うので、実物確認できる人は高さも見た方がいいです。
また、スタッキング性に一番影響するので、「重ねた時にズレるのが嫌だ」という方は、高さをよく見た方がいいです。
ちなみに、300ml程度クラスだと、スノーピークとキャプテンスタッグのシェラカップが高さはあります。
ただ、ほとんどのメーカーがユニフレームと同じくらいの高さなので、スタッグ性を優先させつつ、色んなメーカー・デザイン品を欲しいとなるとユニフレームを中心に揃えるのが無難となるかもしれません。


【6】ブランド(メーカー)

これについては好みなので何も言うことはないでしょう。所詮趣味の世界ですから、好きなのにすればいいのです。 
ただ、ブランドだけで選ぶのではなく、上記のポイントも考えた上で選ぶことをオススメします。


冬山装備の防寒ミスれば命にも関わりますが、シェラカップの選択ミスって生命の危機になる、ことはありませんから。

シェラカップで、生命が、
というらことで強いて言うなら、胸ポケットにシェラカップ入れといて、山で間違って猟銃で撃たれたけどアルミじゃなくてチタンだったから助かった、
的なことが数兆分の一の確率くらいで起こるかもしれないらくらいでしょうか。
でもメーカー関係ないすね。



【7】デザイン

デザインはメーカーによってロゴ等多様なのは当然ですが、同じメーカーでもデザイン違いを出したり、「限定モデル」とかOEM品を出してたりします。
同一メーカー品なら、底面の刻印デザインが違うだけです。なので、機能性については、同一メーカー、同一製造元ならほぼ同じです。

同じ製造行程ラインで、底面の押し付け刻印プレスだけ変えるんでしょうね。製造コスト考えればそりゃそうだ。
なので、同一製造元なら、底面のデザイン以外はほぼ同じです。



【まとめ】

とりあえず一個シェラカップ買ってみるかというならベストオブ無難なのはユニフレームの300mlサイズステンレスシェラカップです。
重さ強度もちょうど良く、価格を考えてもそこそこのコスパではないかと。

前にも書きましたが、シェラカップはメーカー違えどだいたいスタッキングできるので、その後別メーカーの買っても問題ないです。
(スノーピークとキャプテンスタッグは深みがあるので、スタッキング時は下に配置すればOK。これも別記事で書こうと思います。)



とりあえず、まだまだ個別にシェラカップ検証を続けたいと思います。ここまでシェラカップ細かく見てるのは超ニッチな日本に数人くらいでしょうか?そんな奇特な方のためですね。自己満&個人的備忘録状態であります。

続きます。シェラカップ考。



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