前回、安くてコンパクトで使いやすそうなウッドストーブを買いました。
▼前回
火を起こす道具を入手。
次はその上で調理する道具が欲しくなる。
これぞ、次から次へとモノが欲しくなる出費地獄の『キャンプ道具沼』。
止められない・・・
物欲と戦えてない・・・(笑)
ということで、焚き火用のフライパンを色々探してみました。(結果、買うという沼。)
欲しいフライパン仕様(スペック)
蓄熱性高いのがいい。
取っ手(ハンドル)短く収納しやすいのがいい。
ガシガシ雑に使え、壊れない物がいい。
となると、テフロン等の表面加工の無い、無骨な鉄製フライパン。無骨な鉄ってなんか男心をくすぐります。
で、せっかくの鉄フライパンなので、板厚がそこそこある物が欲しくなります。
厚みがあるほど蓄熱性が高くなり、焼き温安定して肉や食材が美味しく焼けるとされます。
肉好きには板厚必須。野山でステーキ焼く夢が広がる。
普通の鉄フライパンは主婦使用も前提のせいか、重量を軽くするため板厚1.6mm以下の物が多いです。(当然ながら板厚薄ければ軽く、厚いと重い。)
普段は軽く持ち運びやすい=機動性の高い道具が欲しくなるウルトラライト志向なのですが、人間なんて気分の生き物。
板厚の厚い無骨な鉄フライパンが欲しくなってしまいました。この際、重さ度外視。
自分が考えた焚き火用フライパンのポイント5つ
●やっぱり頑丈な鉄製
●板厚2mm以上
●直径20〜24cmくらい(大きいと収納に難)
●取っ手は短め(長いと収納と取り回しに難)
●全長35cm以内
●フタも欲しい(フタないと目玉焼き上手く焼けない)
全長35cm以内の理由は、現在のキャンプ用調理器具はバウルーが最長の35cm。これを最長と設定した収納道具を使っているため、35cm以内に納めたいのです。
▼過去参考記事
焚き火に使うフライパンは取っ手長いイメージありますが、取っ手の長い調理器具って個人的には使いにくく好みじゃないです。どっちにしろ鍋つかみ使うことになるので、それならいっそ取っ手は短い物がいい、という考え。
キャンプで使う人の多いスキレットも、取っ手短いですしね。鍋つかみさえあれば取っ手短くてもOKでしょう。
要するに、板厚が厚く蓄熱性高く、全長短くて収納しやすい、というのがポイントに。ミニマル&ウルトラライトが目標のせに、重さは度外視しようかと。
じゃあスキレットでいいじゃないか!!
と言われそう。
確かにロッジとか憧れ。欲しいです。
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LODGE(ロッジ) ロジック8インチ(Φ約21cm) スキレット フライパン L5SK3 (並行輸入品) | ||||
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スキレットや鋳鉄製品は『割れる』とか言いますが、周りで割れたことある人に会ったことないです。
スキレットでもいいかな、と思いつつ、扱い雑な自分はやっぱり割る自信あり。
ということで、やっぱり鉄フライパンにします。
焚火向きフライパン候補
【たき火フライパン (ブッシュクラフトインク)】
検索すると出てくるのはブッシュクラフトインクが販売している『たき火フライパン』という商品。
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Bush Craft(ブッシュクラフト) たき火フライパン 直径22.5cm | ||||
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Bush Craft(ブッシュクラフト) たき火フライパン 深め 直径240mm 深さ55mm | ||||
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浅型と深型があります。取っ手は無くて、現地調達の枝などを削って取っ手にするという仕様。
なかなか男心をくすぐる道具。アウトドアショップでたまに見かけて、思わず買いそうになるヤツ。
でも板厚は1.6mmと、鉄フライパンとしては薄い部類。価格は4,500円〜5,500円ほどと高め。板厚薄い分、重さは軽くなるので、ブッシュクラフト時の持ち歩きやすさ=軽さ優先にした仕様なのかもしれません。
(半年くらい前までは仕様に板厚も書いてあったのですが、今はどこの販売サイトも板厚が書いてないようです。仕様変わったのか、薄いからあえて書くのやめたのか?)
商品名が『たき火フライパン』なので、『焚き火』『フライパン』で検索すると嫌でもひっかかってきます。
これで板厚があれば欲しくなるのですが、板厚1.6mmと薄いのがネックで候補から落選。
正直、取っ手を自分で作るのも面倒だし・・・。自分が使ったら、結局取っ手も付けっ放しになりそう。
ちなみにこのブッシュクラフトインク社の『たき火フライパン』は、本家であるヨーロッパのムーリッカのフライパンを真似ていると思われます。ムーリッカのフライパンは日本の食品衛生法の適合証明ができていないため通常は輸入されてないようです。(『観賞用』と販売してる業者あり。)
【クラシックフライパン (ターク)】
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turk(ターク) クラシックフライパン 22cm | ||||
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憧れの鉄フライパンといえばターク。ドイツからやってきたアイツ。板厚は約2.5mmらしい。
ハッキリ言って、これ欲しい。カッコイイ。
ちなみに、こういうハンドル短いタイプもあります。これは完全に好みのタイプ。欲しい。
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[turk/ターク]鉄製フライパン24cm(ベントハンドルタイプ)ロースト用 | ||||
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しかしお値段10,000〜20,000円越えと超高級品。並行輸入品でも8,000円程度。
いくら金物は一生モノと言えど、使い続けるか分からない鉄フライパン。家でする料理と言えば納豆ゴハンが精一杯の自分。そんな料理レベルの人間がお試しで購入するにはちとハードルが高すぎる。
面倒臭がりな自分は、途中で「やっぱテフロンでいいや」となる可能性も・・・。
ユニフレームの鉄製スキレットも候補に。
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ユニフレーム スキレット 10 661062 | ||||
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フタとセットで6,500円。
信頼のユニフレーム品質。
板厚3.2mm
サイズ(内寸)/鍋径25cm×深さ5cm(全長39cm)
重量/3.2kg
これも欲しい!
でも惜しい!
全長39cmで、理想の収納サイズに入らない(涙)
安くて、取っ手短くて、板厚2mm以上、のフライパン無いかな〜と思ったら
・・・ありました。しかも日本製。
とりあえず注文してみました↓
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遠藤商事 鉄黒皮 オーブン用 厚板フライパン 22cm AHL94022 | ||||
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サイズ:
内径222x深さ45mm
底径155mm
板厚2.3mm
柄長95mm
重量:0.9kg
材質:鉄
対応熱源:ガス、IH調理器
重量:0.9kg
材質:鉄
対応熱源:ガス、IH調理器
価格は2,000円弱。
これならお試しで買える。超雑に扱って傷付きまくっても後悔なく使える。
板厚も2.3mmある。
内径22cmに柄(取っ手)9.5cmということは、全長約32cmくらい。
オーブンに入れて調理するためにあえて取っ手を短くしてあるデザイン。
ちなみに、取っ手が長い普通タイプのが安いです↓
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遠藤商事 鉄黒皮厚板フライパン 22cm AHL20022 | ||||
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約1,500円くらい。 取っ手長い標準タイプの方が需要が多いので、量産できてコスト落とせるんでしょうね。
ただ、こちらは全長43cmくらい。自分の思うキャンプ用としてはちと長い。
ここは、自分の収納性ポリシーを貫く35cm以内に納まる長さにこだわりたい。
というわけで、価格は高くなるけどオーブン用の直径22cmを注文したのでした。
ついでにフタも注文。
22cmフライパン専用のフタは立派でステンレス製千円超え。フライパンくらいの価格↓
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TKG PRO 21-0共通蓋22cm用 フライパン フタ | ||||
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お試し購入だから安いのでいいや。と、サイズ小さめだけどこちらを注文↓
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パール金属 グリルパン 蓋 20cm用 ラクッキング 日本製 HB-992 | ||||
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ステンレスではなく、鉄製で500円弱。
安い。
しかも、取っ手が横に付いてて、ソロの荷物減らしたい時は皿にも使えそう(多分使わないけど)と思いました。
鉄製だから油塗らないと錆びるけど、どうせフライパンも油塗らなきゃならないし、一緒にやればいいやと。
フライパンも直径20cmを注文すれば、多分ピッタリだと思います。(自分はフライパン22cmを注文)
買ったフライパンまとめ
色々考えた挙句、ズボラな自分がキャンプでメンテナンス必要な鉄フライパンを使い続けるのか? 不明なため、お手頃価格の鉄フライパンをお試し導入することに。
遠藤商事のオーブン用黒皮鉄フライパン22cmと、パール金属のグリルパン用鉄製フタ20cm用。
サイズ2cm合ってないけど、大自然の中では細かいことは気にしないでいいのです。
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遠藤商事 鉄黒皮 オーブン用 厚板フライパン 22cm AHL94022 | ||||
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パール金属 グリルパン 蓋 20cm用 ラクッキング 日本製 HB-992 | ||||
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2点お買い上げで2千円ちょっと。
安っ。
この鉄フライパンを飽きずにしばらく使えたら、前述のタークのフライパンかユニフレームの鉄スキレットを買ってみたい。
次は、この鉄フライパンをキャンプ実践投入した結果報告をしてみたいと思います。
価格安かったけど、実用性コスパはどうかな?
楽しみです。
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コメント
コメント一覧 (2)
当方ソロキャンでロッジのスキレットを使っている身です。
鉄製フライパンの使い心地はいかがでしょうか?
近況報告もして頂ければ嬉しいです!
コメントありがとうございます。
ロッヂスキレット、いいですね。憧れます。
鉄フライパンは、キャンプ使用では頑丈でメンテナンス性に優れていると感じてます。
ガチャガチャと荷物をまとめて運ぶのに、テフロンのように傷を心配する必要もないし、サビ出てもステンレス金タワシでこすれば落ちるので。
ちなみに、使用後にお湯でこすり洗い流して油塗っとけばほぼサビないです。「意外と雑な扱いでもサビないな」というのが感想です。
スキレット比較だと、
・軽い
・洗いやすい
・割れ心配ない
・焦げてもガシガシ洗える
・サビてもいいや感で扱える
という点がメリットでしょうか。
逆に、
・蓄熱性はスキレットほどはない
・雰囲気はスキレットのがある
という点がスキレット比較でのデメリットかなと。
使用後は洗剤使わずにお湯&タワシ洗い後にバーナーで焼いて水分飛ばして薄く油塗る。
というのを繰り返してたら、最近は、かなり油馴染んだようです。
目玉焼きなどほぼ焦げずに焼けます。
一人の時、家族だけの時は、もっぱら焚き火に鉄フライパンで全て焼くというお手軽調理になってます。
ちなみに、焚き火のススがはげしくフライパン下に付いた時は、下面だけ洗剤でススを洗います。
ナンチャッテブッシュクラフトに憧れてる最近は、鉄フライパンが雑な扱いに便利で重宝してます。
気を使わずにガンガン使えるのが(ズボラな自分には)とても合ってます。
・蓄熱性を求めるならスキレット。
・ガシガシ使えることを求めるなら鉄フライパン。
という感じでしょうか。
どちらもそれぞれにない魅力があり悩ましいです。
この記事で買ったフライパンのレビューは次記事で少し触れてるので参考になれば。
http://cospa-camper.blog.jp/●焚き火ウッドストーブと鉄フライパン使ってみたレビュー〜定番道具になりそう〜?ref=foot_btn_st_next&id=7383318