前回までに紆余曲折ありまして、SOTOのレギュレーターストーブST-310の遮熱板を自作することを決意。

素材選び等、さらに紆余曲折ありまして、ようやく完成したST-310の自作アルミニウム製遮熱板(しゃねついた)。

今回は、そのアルミ製遮熱板の作り方公開。



記事、長いです。
細かく説明した(つもり)なので、申し訳ないくらい長いです。

でも作り方は簡単。

読むの面倒な方は画像だけ流し見れば、なんとなく作り方分かると思います。



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完成品を上から。

SOTO純正とサイズ変えてあります。
ガスボンベ側を1cmほど長くしてあります。なので、正方形ではなくやや長方形ぽくなってます。
理由は、遮熱の目的が輻射熱によるガスボンベ加熱を避けることだから。ガスボンベ側を長くして、更にガスボンベへの熱を防ぐ設計にしました。


しつこいようですが、防風板=ウィンドスクリーンでは無いです。今回作ったのは、熱を遮る遮熱(しゃねつ)板です。
防風板の作り方はこちら
   ↓
【参考】
アマゾンで売ってる激安防風板で作れるST-310用防風板、略して『アマ板』の作り方



意外にも、ST-310用の遮熱板を作った方のブログなどは見つけることが出来ず、参考にできる資料がない、まさしく手探り状態でした。

なんて苦労話はさておき、本題の作り方を以下に公開していきたいと思います。


アルミ板さえ入手できれば、作り方難しく無いです。アルミ板の入手が難しく無いので、要するに誰でも作れると思います。
ST-310使いで遮熱板を持ってなかった皆さん、おヒマでしたらぜひお試しあれ。


数ヶ月後にはメルカリとかヤフオクで売る人が出るのではないかと思うくらい、DIY好きには簡単でお手軽に作れると思います。



準備する物

道具は小学生の持ち物レベルで作れます。男性か家庭持ちなら、多分家にあると思うような物。なので、道具への出費もほぼ必要ないかと思います。



【 道具 】
・カッター
・下敷き
・定規
・コンパスもしくは円の書ける物

全部100円ショップでも買えます。
下敷きは、机を傷付けないため。厚紙でもダンボールでも新聞でも何でもよかです。わざわざ買う必要ありません。



【 材料 】
・アルミニウム板 150mm×150mm以上

自分が買ったのはアルミ板は
   ・板厚 0.5mm
   ・サイズ 200mm×300mm
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ホームセンターで450円くらいでした。

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アマゾンでは倍のサイズが480円(記事書いた2018年4月時点)。300×400mmだと、今回作る遮熱板が4枚作れちゃいます。

板厚はもっと厚くてもよいかもしれません。ただし、厚くなると加工面倒なので、金属加工初めての人は0.5mm厚くらいにしておいた方がいいかもしれません。



必要な物はこれだけ。
道具も材料も安く済みます。
お財布にもやさしい。

次は作り方。作り方もやさしい。





【作業1】サイズ採寸して型紙を作る

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採寸と型紙なんて言うとめんどくさそうですね。でも、自分が採寸した型紙サイズ書いとくので、マネすれば手間省けます。


まず紙に15cm角の正方形を書きます。幅は15cmで切ります。奥行きは長めに残しておきます。奥行きを長くしておく理由は、後でガスボンベ部分カバーの長さを自分好みにするためです。

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【1】150mm×150mmの正方形を書く。

【2】角から角に、対角線を引く。

【3】中心から半径32mmの円を書く。
         ちなみに対角線の交点が中心です。
     (バーナーヘッドを出す場所になる)

【4】対角線を、中心から75mmで印する。
    (後で76mmがいいかもと思った:後述)

【5】【4】の対角線の太さを5mmにする。
     (ゴトク脚を出す場所になる)

文字での説明難しいですね。
写真見てもらった方が分かりやすいかも。

画像粗くて読めないですかね?読めなかったらコメントください。画素差し替えます。


で、中心の円とバッテン部分を切り抜くとこんな感じに。
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厚紙で切ってみた状態。
写真では15cm角で切ってあるように見えますが、折り込んで15cm×15cmに見えるようにしてあるだけです。

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厚紙製型紙をST-310にハメてサイズ感を確認。そして完成形を夢見て妄想を楽しみます。
(薄い紙だとペラペラで楽しく妄想できないので注意)


さあ、型紙ができ、サイズが決まりました。
次はいよいよアルミニウム板の金属加工です。

アルミを切りますよ。



【作業2】アルミ板を切る

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型紙で決めたサイズをアルミ板にもう一度書きます。普通の鉛筆で書けます。

型紙を乗せて書き写そうとするとかなりブレます。ものぐさせずに、もう一度定規とコンパスで書くのが成功への近道です。
急がば回れ、超めんどくさがりの自分ができたのだから、普通の方なら難なくできるはず。


書けたら、幅150mmに切り出します。

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切りたいラインをカッターで傷つけて線を引きます。

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傷つけたラインに沿って優しく折り曲げます。一度に曲げようとせず、表面に曲げたら反対に裏面を曲げる、とヘコヘコと繰り返し曲げていきます。
何度かヘコヘコ曲げてるとパキッと簡単に折れます。金属疲労ってヤツです。


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150mm幅に切り出しました。


次は、ゴトク脚の出る部分を切り出します。
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まずは角部分から。(青丸の部分)

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ゴトク脚の出る場所の端を強くカッターを押し当てて穴を開けます。角になるように90度の角度で。

裏面まで少しでも切れたら、ひっくり返して裏面からもカッターを押し当てて穴をしっかり開けておきます。

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ゴトク脚の出る場所、全ての端四ヶ所でこのマーキングをしたら、それぞれのラインをカッターでまた傷つけます。

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↑青丸の部分を加工中。(青丸の部分)

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傷つけたラインを、根気よくちょっとずつヘコヘコ曲げます。一気にではなくちょっとずつちょっとずつ。
これでバッテン状に切り抜きます。


若かりし頃のあの失敗を思い出してみるといいでしょう。一気にいこうとして失敗したあの苦い経験。勢いでイッといた方がいい場合と、ちょっとずつじっくり時間をかけた方がいい場合と。相手によって変えるのが正解です。ただし、肝心な時を見極めてトドメを刺すことはどんな相手でも必要。
アルミニウムはちょっとずつ曲げ、イケると確信しできた時にグッといきましょう。


ここまで作業すると、なんとなくアルミニウム板の切り方が分かった感じになると思います。でも、焦らずちょっとずつ曲げ切るのは忘れずに続けましょう。

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慣れてきても、焦らず。カッターでライン引いた傷線に沿ってグネりと曲げる。

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逆側にもグネりと。

これを繰り返し、金属疲労を起こさせて切る(折る)のです。

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バッテン状に切り抜けました。


次はバーナーヘッドを出す部分です。
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↑青丸の部分。

コンパスで書いた円のラインをカッターでなぞり、引き傷線を付けます。
焦らずゆっくり。一度で傷が浅いと思ったらもう一度傷線をなぞればいいので、力まずゆっくり。

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優しく曲げる。
カッターで付けた傷線ラインに沿って、写真のように弧を描いた折り目ができます。

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この折り目もヘコヘコと表裏交互に優しく何回も曲げ、金属疲労で折ります。

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パキッと折れます。意外と簡単に。
根気必要ないくらいアッサリ折れます。

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かなり完成形が見えてきました。
でも、焦らずゆっくりを忘れずに。

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4箇所切れました。

これで、ベースは完成。


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さっそく乗せたくなるのが人情ってものです。

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上から。
こういうカセットコンロありそう。

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正面から。

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横から。
ガスボンベ(ミニサイズイワタニ カセットガス ジュニア CB-JR-120S)を完全に保護してますが、さすがにこの長さじゃ持ち運びに邪魔。
目指せミニマルなので、必要最小限に後で切ります。

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もう少しバーナーヘッドが出ても良かったかな?
でも面倒なのでこのままいきます。

バーナーヘッドをもう少し出したい場合は、記事冒頭『【作業1】サイズ採寸』で、ゴトク脚部分を+1mmして、中心から76mmにしておくといいと思います。


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余計な部分をカット。
自分は、奥行き16cmにしました。ガスボンベ部分を輻射熱から守るためやや長めになるように。

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ほぼ完成形。

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写真よくみると、遮熱板右側に線があります。このラインが15cmのライン。1cm長くしたので、15cm×16cmという微妙に長方形になってます。

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防風板『アマ板』とバーナーパット をセットしてみました。

ほぼ完成。


これで完成でもいいけど、角が鋭いので、角を取ってヤスリがけします。
キャンプ中に怪我したり、他の道具傷つけてもつまらないですしね。




【作業3】角取りとヤスリがけ

角取りは、
・怪我防止のため
・自分の持っている他の道具に合わせるため
の2つの面から、自分の好きな形にカスタマイズするのが良いでしょう。

自分の場合は、ST-310とセットで持ち歩いてる防風板『アマ板』に合わせます。

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同じ要領で角を折り取ります。

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四つ角を落としました。

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防風板『アマ板』とセットしてみます。

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隙間ありますが、フライパンなど使うこと考えたらこれくらいでいいかな。

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金ヤスリと紙ヤスリで手を切らない程度に丸みをつけます。
売り物ではなく自分で使うので、鏡面磨きまでやる必要はなし。怪我防止のためだけなので、紙ヤスリは400番台くらいで一回やれば十分です。
ヤスリがけは粉が飛ぶので、屋外など汚れてもいい場所でやるといいです。


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完成。

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細かいキズありまくりですが、気にしない気にしない。売り物じゃないので全く問題なし。



作り方は以上。




思ったより簡単にできた


やってみると、簡単。
サイズ採寸も写真撮りもしなければ、1時間もかからないと思います。
写真など分かりにくい所はコメントいただければお答えします。
ST-310仲間の一助になればこれ幸い。



材料のアルミ板以外の道具は100円ショップでも買えるので、道具含めても1000円はかからないです。

既にしばらく使ってますが、曲げなければ特に使用にも問題なし。コスパ良しです。


ステンレスに拘らず、DIY好きな人ならアルミでの自作オススメです。




ちなみに、タイトルに「ver1」と書いたのは、
これ作ってて別の遮熱板のアイディアも浮かんだのです。別バージョンの遮熱板も作ったら記事アップしてみます。



使用感などは次の記事でレビューをば。




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by カエレバ
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by カエレバ
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〈SOTO正規品〉
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〈遮熱板付きグリルプレート(鉄板)〉
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