ST-330が届いた。
Amazonから送られてきた出荷ダンボールの中は、いつものスカスカ梱包。中身の大半ほぼ空気でモッタイナイ。こんなにスカスカの箱で大量出荷するから、日本の運送事情が悪化するのでは・・・。
それはさておき、スカスカの出荷箱とは逆に自分の胸は期待でいっぱい。
「レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン)ST-330」というSOTOの2019年新商品。
類似と思われる他品との比較と、サイズ採寸。
長くなりすぎたので使用レビューは次の記事に書きます。
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入手まで2ヶ月
また買ってしまいました。道具を。
「収納サイズも重量も小さいバーナーだから」
と理由を付けて自分を納得させるあたりにキャンプという趣味の罪深さと自分の物欲の深さを知らされます。
いや、キャンプは悪くなくて、完全に物欲に負けてるだけすね。
Amazonで2月21日注文 → 4月20日商品到着。
9720円(8%税込、送料込)。
入手まで丸々2ヶ月。久々に待った買い物。
SOTO新商品は、毎度発売予定日から数ヶ月遅れるのが恒例。今回も覚悟してましたが、予定通り発売延期に。でも、平成のうちに無事届いたのでヨカッタ良かった。
普段、道具はある程度使い込んでからブログ記事書くようにしてますが、今回は嬉しさのあまり、入手から2週間程度の使用回数少ない状態で記事書いてます。使い込んだ後で印象変わってくるかもしれないのでご了承を。
まずは類似品とスペック(仕様)比較
比較対象品の基準は
・CB缶(普通のカセットボンベ)が使える
・ゴトクがしっかりしている
という特徴を持つシングルバーナー。
自分は目的がほぼキャンプ用(山岳用ではない)。そのため、ランニングコストの安いCB缶が使える点と、調理しやすいゴトクの安定性を重視してるためです。
この条件だと、比較対象は同一メーカーのSOTO製品の下記3品でしょう。(カッコ内は新富士バーナー社が表記している商品名)
・ST-301 (シングルバーナーST-301)
・ST-310 (レギュレーターストーブST-310)
・ST-330 (レギュレーターストーブFUSION)
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ST-301
〈SOTO公式サイト〉
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ST-310
〈SOTO公式サイト〉
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ST-330
〈SOTO公式サイト〉
(使用時・本体のみ)
幅110×奥行75×高さ90mm(収納時)●ゴトク径 : 165mm ●重量 : 250g ●発熱量 : 2.6kW(2,200kcal/h) ●使用時間 : 約1.5時間(ST-760 1本使用時)
ガスボンベ分離式 実売価格 9720円程度(2019年5月)
幅110×奥行75×高さ90mm(収納時)
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ST-330が今回買った2019年の新商品。(以下「
ST-330(新商品)」と表記。)
赤字にした箇所はスペック(仕様)を(文字で)見た時にメリットだと思う箇所。
スペックだけ見ると新商品のST-330は完璧な進化だと思います。
最大火力(発熱量)が若干下がってますが、レギュレーター付いてれば火力は全く問題無いです。むしろ、バーナーヘッドがすり鉢状になってるので、加熱効率と防風性能は良くなってそうです。収納時サイズは小さくなって重量軽いし、ゴトクも低重心で安定性高そう。
死角は1万円弱という価格だけか?と思えるほど。
個人的な好みの問題ですが、ST-301は火力強いですが重くて収納サイズも大きいので買いませんでした。となると、やはり対抗馬はST-310かと思います。
ST-310はCB缶一体型なので形状タイプは異なりますが、個人ブログの個人的見解ということで。
果たして、ST-330(新商品)は表示スペック通りのモノでしょうか?
スペック上だとST-310は突出点が無いように見えてしまいますが実使用ではいかに?
以下で長々と紹介します。長いです。
そして、結果は意外な印象に。
ちなみに、もう一つのCB缶使用シングルバーナーとして人気のイワタニ「カセットガス ジュニア コンパクトバーナー」。コンパクト収納具合は素敵ですが、ゴトクの安定性が個人的に好みじゃないので比較対象にしませんでした。
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まずはST-330(新商品)を触ってみる
箱から初出しの時の写真。未使用なのでキレイ。(すでに使用感アリアリになってるので、こんなピカピカなのはこの写真のみです。)
シンプルでいい感じ。
付属品は何もありません。これ以外に説明書が一枚だけ。収納袋もありません。
点火スイッチ、火力調整のツマミ、CB缶への接続部分。
さて、一通り観察したので畳んでみます。
採寸&ST-310と比較
長年愛用のST-310と比較しながら採寸してみます。
収納サイズ。
左がST-330(新商品)、右がST-310。
分かりにくいので、「ホースある方が2019新商品ST-330(新商品)」と頭に入れて見ると分かりやすいと思います。
そして、くどいですが分かりやすいように「ST-330(新商品)」と表記しときます。
ST-330(新商品)の方が幅、高さ共に2cm程度小さい。
ここで問題に気付く。ST-330(新商品)はゴトク脚がロックされた状態でもよく動くほど遊びが大きい。最初、初期不良かと思いました。これについては後述します。
ST-310 ゴトク最長12cm程度。
幅9.5cm程度。
ST-330(新商品)のバーナーヘッド 約6cm
バーナーヘッドの直径はほぼ同じ。
ですが、すり鉢状形状のST-330(新商品)は、この後の屋外使用で圧倒的な耐風性を見せます。耐風性が高いので、最大火力が小さくなってても熱効率は遜色ないかもしれません。
ST-330(新商品)はゴトクロック状態での遊びが大きい
触ってて気付いた問題。
奥方向に伸ばした状態。パッと見でもけっこう縦長になるように見えます。
横方向に潰した状態。
幅にして2cm以上の違いが出るほど、ゴトク脚の固定に遊びがあります。「かなり脚動くな」という印象です。
最初不良かと思いましたが、ネット上の他の方の感想や、ワイルドワン(アウトドアショップ)の展示品実物も同様の遊びがあったので、そういう仕様のようです。
参考に、ST-310のゴトク脚ロック状態の遊び。
幅にして1cmも遊びは無い感じ。しっかりした印象。
今までST-310を使っててゴトク脚の遊びを意識したことがありませんでした。
対してST-330(新商品)は、かなりゴトクが動く印象です。
現時点だとST-330(新商品)のゴトク脚の遊びはあまり好印象ではありません。が、しばらく使ってみないと「実はメリットだった」など分かりません。なので、「問題」と書いたものの、良し悪し判断はしばらく待とうと思います。
使用状態での設置サイズ感
CB缶を付けた状態にした、実使用でのサイズ感はこんな感じ。
ホース長は20cm。
テーブルに乗せる時、手前に15cmは空間が必要ということになります。
当然ながら、設置奥行きはホースの分ST-330(新商品)の方が多く必要になります。
ガスボンベ(CB缶)一体型のST-310は、テーブルの奥に置いてCB缶を半分ほどテーブル外に出すことで、設置スペースの節約ができます。
ST-330(新商品)ではそのような置き方ができないので、純粋に奥行き30cm程度のスペースが必要となります。
登山時は、テーブル無く地面に直置きで使うケースがあり、水平の少ない屋外でガスボンベの分離式は便利。
ですが、テーブル上のスペースを節約したいキャンプ時は、このデッドスペース発生はちと痛いかも。
今後、CB缶の設置方法は工夫していきたいと思います。
ST-330(新商品)ゴトクにシェラカップは乗るか?
自称シェラカップ 好きとしては試したくなる。
まとめ
収納サイズと重量に関しては、ST-310よりもST-330(新商品)の方がコンパクトで軽く大満足です。
設置スペースについてはテーブル上で使うには、ST-310に軍配が上がるかも。でも、これは今後の設置方法の工夫で変わってくかもしれません。
意外にも、この時点での印象は
「ST-330(新商品)もいいけど、ST-310も使い勝手負けてない。それどころか設置スペースと価格考えるとST-310は優秀かも。」
とも感じました。
では、ST-330(新商品)のコスパは!?
って、使用レビューないのに、まだ書けないすね。次回持ち越しで。
長くなってしまったので、使用レビューは次の記事で書きます。今回は一旦この辺で。
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コメント
コメント一覧 (4)
やはりフュージョンは良さげな感じですね。
自分の手持ちでST310が2台に鉄板&遮熱板があるので、フュージョンで分離型も良いなと思っていました。
しかし値段が約1万円だと、なかなか尻込みしていた所に、ST301が5千円で販売していた所があり購入してしまいました。
寒い時期やドロップダウン時は、310にパワーガスで乗り切ろうかと(笑)
コスパキ
がしました
お久しぶりですね。
ST-301が5千円は激安超オトクですね。そりゃ買っちゃうかも。
約1万円は買うのに思い切りが必要でした。ほぼ勢いで(笑)
屋外使用で実感しましたが、ST-330のすり鉢ヘッド耐風性能はかなりのモノです。ちょっと高いけど使ってみる価値はあるかも。荷物減らしてテーブルも無しバーナーのみの荷物を削る登山スタイルとかならST-330はかなり有用だと思います。
ツーバーナー的使用なら、やはり場所を取らないガス缶一体型のST-310が最強ですね。
遮熱板とウィンドスクリーンあるなら5〜6千円で買えるST-310のコスパと使い勝手は最強だと思います。今のところ。
ある程度荷物運べるキャンプスタイルなら、ST-310がいい気がしてます。
ST-330の遮熱板も構想できたので夏までに作りたいと思ってます。そしてステンレス 遮熱板、まだアップしてませんでしたね。
コスパキ
がしました
ST310使用時は気にならなかったドロップダウンもありますし、ガス缶の残量が僅かだと惰性で燃焼みたいな。
ST310だとガス切れはありますが、最後まで燃焼してた感じなんですよね。
ドロップダウン対策に、カメラレンズヒーターでも買ってみようか検討してます。
3台のどれかが使用不能までは、フュージョン記事でも眺めるしかないですかね(笑)
コスパキ
がしました
なるほど。使った人にしかわからないST-301情報ありがとうございます。
ST-330も風で火は煽られますが、同じ風でもST-310より火が消えるガス噴出穴が圧倒的に少ないです。
不要になったキャンプ道具、自分はネットフリマで売ってます。結構すんなり売れますよ。もしST-301気に入らないようでしたらそんな方法も。キレイな状態だと定価近くてで売ってる人も多いです。
新たな投資をしちゃう前に手放すのもアリかと。
送料と手数料かかりますが、ST-301は安くても7000円台なので、を5000円以上の充分元を取れる価格で売れると思いますよ。
コスパキ
がしました