新型コロナウイルスの渦中、キャンプってどうなんでしょう?


客観的かつ冷静かつ独断的に、新型コロナウイルス(以下「コロナ」と略記)とキャンプについて考えてみたいと思います。


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※注意
自分は医療の専門家ではありません。
本記事の情報源は公的機関や報道機関などを選んでおり、キュレーションまとめサイトや個人ブログなどの信憑性低いサイトは情報ソースとして使わないようにしてます。が、まだ新型コロナウイルスの研究は進んでおらず、公的機関の情報も変わる可能性があります。

そんな感じで、とりあえずただのキャンプ好き一般人の独断的内容とご了承ください。


そして、今回ほぼ写真無いです。読みにくいかも。




キャンプ場の状況は?


一週間前(2020年4月7日)に出された日本初の緊急事態宣言を受けて、公営を中心にキャンプ場が次々と5月までの閉鎖を決定しています。


残念ながらゴールデンウィークのキャンプは難しいでしょう。(自分もキャンプ場から閉鎖のキャンセル電話ありました。ザンネンですが仕方ない。)



報道を見ていると、緊急事態宣言直前の4月4・5日の土日までは、都市近郊のキャンプ場はけっこう盛況だったキャンプ場もあった様子。特に、地方のキャンプ場では都市部の車両ナンバーが多かったとも。


まだ寒い時期からこんなにキャンプ場が混むなんて3年くらい前までは無かった。キャンプブームおそるべし。


〈毎日新聞(Yahoo!ニュース)2020/4/8 「3密逃れ」 キャンプ場、目立つ首都圏からの来訪者 山梨で感染拡大に懸念の声

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200408-00000024-mai-soci



緊急事態宣言が出されなかった場合、さらにキャンプ場に人が溢れることになったでしょう。



コロナうんぬんではなく、混んでるとこが苦手な自分にとっては、感染症関係なく混雑自体が脅威だったりして・・・。





さらに↓


〈時事通信社 2020/4/10 【キャンプ好きに聞いた新型コロナに関するイメージ調査】5人に1人が「キャンプは不要不急に該当しない」と回答〉

https://www.jiji.com/sp/article?k=000000004.000054035&g=prt


まあネットの調査なんで、ふざけて答えてる人もいるでしょうから調査結果はあまりアテにならないでしょうが、それにしてもキャンプ好きは意識低い系が多い?


日本ではキャンプは行かなくても生きていける、完全趣味の世界。全く不要不急じゃないです。ワクチン無い感染症のリスク冒してまでするもんではないでしょう。



キャンプしたい気持ちはよーく分かりますが、果たしてそれでいいのでしょうか?






キャンプ場は安全か?「3密」じゃないから大丈夫か?


屋外レジャーなキャンプは、コロナ問題に関して安全なのでしょうか?



感染リスクが高まるので、厚生労働省が避けるべきと説く「3密」とは?


「親密」「秘密」「壇蜜」


違いました。

ベタなエロオヤジのようなことを書いてしまいました。申し訳ありません。心より謝罪。



正しくは「密接」「密集」「密閉」


密閉された換気の悪い空間でスシ詰め状態だと非常に感染・伝染リスクが高いということ。


〈厚生労働省 新型コロナウイルス感染症への対応について〉

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yobou/index_00013.html




よくライブハウス、映画館、カラオケ、ナイトクラブなどが例に出されています。ナイトクラブって、ようはキャバクラとかオネーチャンのいる店ですね。


確かにライブハウスも飲み屋も、近くで密集、大声出す喋る、窓ない密室で換気悪い、という条件。



個人的にはカラオケ、キャバクラ、スナック、クラブなどは仕事の絡み以外では行かないノンパーリーピーポーな自分。制限されても全く問題ナシ。むしろ仕事のオツキアイで行かなくてよくなるのは有難い(笑)


音楽は好きなので、ライブ等行けないのは若い人とかかわいそうですね。 



話戻って、

キャンプは環境としては「3密」とは逆。ひろびろで、換気どころか常時通気状態。屋外ですから。



「キャンプは3密か?」に関しては、「3密ではない」と言えるでしょう。


ですが、3密じゃなければリスクが低い訳ではありません。





キャンプでの新型コロナウイルスリスク


「キャンプは3密じゃないんだからいいだろう」と言いたいキャンプ狂いのアナタ。


気持ちは分かります。


でもそう言いたくなってるアナタは「キャンプ狂い」状態ですよ。冷静に、冷静に。自分もどっちか言うと「キャンプ狂い」側なので気持ちは分かります。



自分だってそれを理由にキャンプに行きたい。

だがちょっと待てと。



飛沫だけじゃないリスク


まずは、時間あるなら以下の記事を。

 ↓

〈読売新聞 2020/4/9 岐阜のクラスター、入居ビルのエレベーター利用者も感染か?〉

https://www.google.co.jp/amp/s/www.yomiuri.co.jp/national/20200408-OYT1T50267/amp/


この事例、多くの示唆に富みます。

むしろ、コロナ問題に関して網羅的にリスクを紹介してくれているかも。



ニュース記事なので日数経つと消えてしまうかもしれないのと、読むの面倒な方のために上記ニュースのザックリ概要。


❶岐阜の飲み屋を発端に新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)が発生し感染拡大が止まらない。

❷場所は雑居ビルの中に入る「シャルム」というオネーチャンのいる飲み屋。

❸発端となった40代男性は3/25に来店、3/31に感染発覚、4/1から同行の客や従業員に次々と陽性反応出る。

❹感染源男性からの飛沫だけでなく、雑居ビルのエレベーターのボタン等を介して感染が拡大している可能性も

❺感染経路を追おうとしても、利用者特定が難しい上に、店の特性から協力を拒む利用客も多く、封じ込めや対策をすることが困難な状況。


と、ざっくり5行にしてみました。



記事の書き出しが

岐阜市・柳ヶ瀬のナイトクラブ「シャルム」で発生した新型コロナウイルスの「クラスター(感染集団)」拡大が止まらない。

とあり、思わず「“ロマンチックが止まらない”かよ!?」とか言いそうになるんですが、そんな場合ではありません。(古い)



この事案、「3密」リスクは飲み屋で飲んで喋ること。まあ、普通に感染しやすいと言われてること。



ですが、この事案で注目してほしいのは❹の赤字部分です。

飛沫だけでなく、雑居ビルのエレベーターのボタン等を介して感染が拡大している可能性も


直に対面・接してなくても、触れた物を介しての感染リスクも高いのが、この新型コロナウイルスということなのです。




排泄物のリスク


さらに、体外に出たウイルスは4〜48時間ほど感染力を保ち、排泄物にも含まれると。

 ↓

〈ナショナルジオグラフィック 2020/4/1 知っておきたい新型コロナの基礎知識まとめ〉

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/033100206/?ST=m_news




排泄物からの空気感染リスク?


そのまたさらに、排泄物からの空気感染の可能性も否定できないと。まだ研究が進んでないようですが、可能性としては否定できないかもしれません。

 ↓

〈ニューズウィーク日本版 2020/2/12 新型コロナウイルスがアパートの配管を通じて空気感染?(香港)〉

https://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/world/2020/02/post-92379.php?page=1


排泄物から出るガスは、空気より軽く、上に進む可能性。トイレ下の排泄物貯水槽から、トイレ内に上がってくるガスにウイルスリスクの可能性が。




キャンプ狂うほどキャンプ場に行ったことのある方なら、もう気付いているハズ。


そう、

キャンプ場のトイレが、かなり感染リスクを高める可能性。


排泄物からの空気感染はまだ疫学的に証明されたわけではないですし、無駄に怖がらせるつもりではありませんが、一応可能性があるようです。



・緊急事態宣言された都市部から、別荘地などを中心に疎開的に地方に人が流れている。


・キャンプ場のトイレは地域的に下水道整備されてない汲み取り式(ボットン便所)も多い。見た目は綺麗でも下水ではない場合も多数。


・キャンプ場のトイレは清掃や消毒がマメにされてるとは言えない。


・多くの人が、数少ないトイレを共用する。


・水道はあっても石鹸や消毒剤が設置されていないキャンプ場が多い。



都市部からの利用者も多いキャンプ場。

無症状感染者のウイルスを含む排泄物がトイレ(ドアノブ、蛇口、便座、便器)に存在する可能性がある上に、排泄物(排泄物貯水槽)からの空気感染の可能性も否定できない状況。




その他のリスク


・キャンプ場受付、複数かつ不特定多数の人が金銭の受け渡しを受付スタート後に短時間に大量に行う。密集に加えて金銭やりとりのモノを介した無消毒の感染リスク。


・キャンプは「酒飲む場所」のようにしてる人も多数。屋外とはいえ、長時間飲み食いして鍋や大皿を共有することは、飛沫や唾液による感染リスク。


も考えられます。




言い出せばキリが無いですが要するに、

「キャンプ場は3密じゃないからリスク少ない」理論は通用しませんよ 

ってことが言いたい。



残念ながら、

現状でキャンプ場に行くことは、感染リスクが大いにある

ということになります。




ただ、キャンプ場に今まで以上の衛生管理を求めるのはお門違いだと思います。今のままで良いと思います。


だって、キャンプって要するに野営。トイレと水道があるだけでもありがたいす。


変に設備投資して料金上がるのもなんだし、野営なのに「もっと衛生的にしろ」てのも変でしょう。現状でも、糞尿の処理は最低限はなされてると思います。



それ以上の衛生管理を求める人は、グランピングとか普通の宿に泊まった方が良いかと思います。





キャンプ場だけじゃない問題


キャンプとは、キャンプ場で過ごすことだけはないと思います。



古(いにしえ)より伝わる、こんな格言を聞いたことがあるのではないでしょうか


「遠足のおやつにバナナは含みますか?」


もとい、


「家に帰るまでが遠足」



キャンプも同様。

キャンプ場に行く道程・買い物・休憩・観光・温泉・ソフトクリーム・・・etc

そう、道すがらのソフトクリームまでをも包括して「キャンプ」というレジャーなのです。



しかも、キャンプでは普通の旅行と違って、キャンプ場地元スーパーやホームセンターに立ち寄って買物するという行動もあります。


平常時であれば、地域にお金を落とす良い経済行動だと思いますが、感染症予防の観点から見れば最悪な行動かと。



さらには、キャンプ場はほとんどの場合、田舎にあり、田舎の医療は脆弱です。


キャンパーがキャンプ中に発症した、キャンプ場から感染が広がった、なんてことになったら田舎の医療が一発崩壊しかねないでしょう。



さらに、そんな状況を生んでしまったキャンプ場は、永久に閉鎖となってしまうのではないでしょうか。



地域のためだけでなく、キャンプ狂いの皆のためにも、キャンプ場とその地域は守らなくてはならないのです。



山や土地持ってる資産家じゃないし、キャンプ場無くなったら、自分、困ります。





キャンプから帰った後のリスクも


キャンプの後、風邪をひいた・体調崩した、というパターンけっこう多いと思います。


統計取ってるわけではないので証明できませんが、自分だけでなく周囲も。体感としてキャンプ後は体調崩しやすい傾向あります。



・いつもと違う環境で、

・いつもと違うことをして、

・家に守られてない自然の天候に左右される

という環境がキャンプ。


いつもぬくぬくと快適な住居に守られてる人間にとって、そりゃあキャンプは相当身体に負荷がかかります。


体力をかなり消耗するはず。


体力消耗で免疫下がると、風邪をひいたり体調を崩しやすい状態になります。


もちろん、ウイルスにも感染しやすくなるでしょう。



〈NHK 2020/4/6 いま、免疫力を高めよう~新型コロナ、感染へのそなえ~ 〉

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200406/k10012370271000.html?utm_int=news_contents_netnewsup_004

ここ見ても分かりますが、要するに、ウイルスに感染しても、結局は自分の免疫力で治癒させなくてはならないのです。


そのためには、免疫力を正常に保つことが大切。


免疫を正常に保つには、

・規則正しい生活

・質の良い食事

・質の良い睡眠 

が必要ともあります。


この3つ、キャンプのとき無くなるでしょ?



え?、無くならない?

そんな人はすごい。

 

自分、キャンプのとき

・キャンプでやりたいことして生活乱れまくる。

・肉とか簡単な食事などで済ませる。

・寝ても疲れ取れてないけどキャンプテンションで乗り切ってること多々アリ。

な状態も多いす。



体力消耗が激しいキャンプという遊びで、ウイルス感染リスクを上げるのは賢い選択ではないでしょう。






まとめ?


専門家でもないんで、まとめるような意見ではないですが。


現状では、

・自分の感染、他人の感染を抑えるためにはキャンプ場利用も控えた方がよい。

・キャンプ場は「3密」ではないけど、トイレや消毒の面で感染リスク低くない。(感染リスクが十分ある)

・キャンプ場周辺や立ち寄り場へのウイルス拡散も考慮する必要がある。

・つまり、今は自分の敷地以外でキャンプをしない方がいい。

という考えです。



ただ、キャンプ場経営側としては「稼ぎ時の売上が・・・」という問題はあるかと思います。しかし今はホテルや観光業界同様に、感染症の観点からは利用することを勧められる

状況ではないと思います。


キャンプ場潰れたら自分も困るので、なんとか今を耐えてもらって、落ち着いたら沢山利用させてもらってお金使います、としか言えません。



誰が悪い訳ではありません(日本国内のこと。発端と隠蔽で拡散に加担する形になった中華人民共和国のことは、今はさておき)。

非常事態宣言の対象地域に住む人が悪いのでもありません。感染者だって被害者で、好き好んで感染したわけではないでしょう。


ただ、ウイルスは自分で飛んでくのではなく、ウイルスを運ぶのは人間です。

(一部、ネコ科の動物への感染例も出てしまっていますが)


つまり、人間が動かなければ、ウイルスも地域を越えて動くことはほぼ無いということです。


感染者を責めたり犯人探しをしたって社会の雰囲気が悪くなってツマラナクなるだけだと思います。


今はじっと待つしかないのではないかと思います。そのかわり、今できることで楽しめばいいかと。




ということで、次回からは写真撮ったりしたけどブログにアップしてない溜まりに溜まったネタを、家で踊りながら書いていこうかと思います。


ブログサボりがちだったので、いい機会かと思い。


ついでにキャンプ道具買い漁って散財でストレス発散しそうな予感・・・。




キャンプ道具調査と、キャンプ道具メンテナンス期間として楽しみます。


道具いじりながら妄想キャンプ。

たまにベランダキャンプことベランピング?


意外と楽しんで乗り切れそうかも。



キャンプしか趣味のない人間のキャンプ自粛期間の楽しみ方、なんかあればぜひ教えてください。







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