バーベキューと言えば焼肉。焼肉と言えば熱い。熱いならば長い焼き用具。長い焼き用具と言えばトング。
 というわけで、バーベーキューに必須な焼肉トングのお話。
 
 
あまりバーベーキューをしない方は、春・夏のバーベキュー場なんかで菜箸で焼いている人も見かけます。でも、バーベキューをするなら、というか、網焼きをするならステンレストングが絶対的にオススメです。

箸だと、①持ち上げる、②持ち替える、③挟む、と3アクション。
トングなら①持ち上げる、③挟む、と2アクション。

アウトドアでの料理は、片手にコップ、他食材、他調理器具、なんかを持っていることが多く慌ただしかったすることが多いです。特に肉焼いてるときなんかは焼けゆく肉時間との闘いだったりするわけです。そんな時は、持ってすぐに肉をツマミ上げられる迅速な機動性が必要とされるのです。なので、箸ではなくトングがオススメです。 


トングはキャンパー憧れのブランド、スノーピークも出すほどです。

スノーピーク ピッツ 1,512円 (Amazon、楽天ともに価格変わらず。2017年2月時点)

さすがスノーピーク、あえて「トング」と呼ばない所とか、崩れない定価とか。ユニフレームと並ぶキャンプ用品2大「定価崩れないメーカー」。公取もコールマンより1部上場企業のスノピに入った方が業界へのインパクト大きかったと思うのですが。

なんてことはさておき、やはりお高いですが、これいいです。真ん中が膨らんで先細になっているので、テーブルに直置きしても先端がテーブルに付きません。肉汁等でテーブル汚れを気にしなくても使えます。しかも、上下がないシンメトリーなので、どちらから持ってもそのままテーブルに置けるのがいいです。

だがしかし!たぶんこれOEM品です。生産はこちらの会社ではないかと思います。


片力商事 ピティトング  864円~1290円 (Amazon、楽天で最安値はAmazonにあり。2017年2月時点。)

色とロゴ以外、ほぼ同じです。「少しでも安く」という方は、Amazonで他品と2000円まとめ買いして送料無料にすれば、スノピの約6割ほどの値段で同等スペックのトングが手に入ります。「数百円の違いならスノピ」という考えもありかと思います。


しかし、自分、見つけてしまいました。

image
これ、100円(税込108円)です。四ツ谷(東京都新宿区)にあるSomoSomoという100円ショップで見つけました。東京ローカルで数店舗チェーン展開してる百均です。ただし、全て店名が違うので、SomoSomoという店名は四ツ谷にしかないと思います。

以前はセリアでも売ってました。今はあるのかな?不明です。

image
日本製です。スノピと同じ金物県こと新潟県。
エコー金属株式会社というメーカーのこの商品、100円ショップ用の商品らしく、ネット通販では売ってるところがありません。

image

なかなかいい感じです。悪くない。
でも、金属薄めなのとバリが残ってて品質的・仕上げ的には価格的に仕方ないか、という感じです。そのまま持つとちょっと痛かったりします。
が、ステンレスタワシでゴシゴシ洗えばバリ落ちます。痛くなくなりました。   

スノピのトング14個買えちゃう。(108円×14=1512円)
これもアリです。

100円なのでコスパ良すぎです。

そのまま箸代わりにも使えそう(笑)
この100円トングは「V字」型なので重ねて収納しやすいのもいいです。スノーピークのような「コの字」型だと重ね辛そうです。

もっと買ってくれば良かったなと思ってます。




スノピのトングの対抗馬としては、ユニフレームのトングが来ると思います。

ユニフレーム ユニセラトング 1,100円 (Amazon、楽天ともに価格変わらず。2017年2月時点)

これはあんまりバーベキュー用としてはすすめません。片側しかテーブル直置き対策の凸部分がありませんし、凸部からトング先端の高さの差が少ないので、持ち上げるときと置くときに意識しないとテーブルに当たります。

家で普通に使うトングとしては形も考えられていて使いやすです。家で使うならオススメです。


だがしかし!!これも同様にOEM品でしょう。「焼肉トング」で検索すれば類似品がいやちゅうほど見つけられます。しかも、価格はユニフレームの半額ほどです。

焼肉トング 28cm 640円~ (Amazon、楽天で最安値は楽天にあり。2017年2月時点)



というわけで、スノーピークやユニフレームもしっかりしたメーカーでいいですが、小物の場合は外注OEM生産品であろうものが多いので、メーカー名にこだわらずに探してみるのも一興です。

とりあえず、「焼肉トング」で検索してみると形・サイズ・価格もピンキリでありますので、一度検索してみてはいかがでしょうか。




小物系道具は、ブランドにこだわらない選び方や100円ショップの焼肉トングも、品質許せる人ならアリだと思います。
(ちなみに、ダイソーにはこういったトングはありません。2017年2月時点。ダイソーに行くと無駄足ですのでご注意を。)


ただ、意匠デザイン、ブランド、キャラクターは好みによりますので、好きな方は多少高くても好きな方を選ぶ方がいいと思います。
例えば、箸を持とうとしない子が、機関車トーマスのお箸あげたら喜んで使うようになったりするわけです。意匠デザインの力は、人によってはとても大きな喜びになるわけです。

それに、金物は10年20年は余裕で使えたりしますからね。数百円の違いなら、耐用年数で割ったら数十円程度だったりします。

自分はコスパ重視キャンパーなので実用性・機能美・軽量・収納性・コストパフォーマンスとのバランスをが重要でして。

でも、こうやって比較すれば、『ブランド品はボッタクリじゃないか!』と憤るもよし、『倍の値段でも、元々高いモンじゃないから700円の差。10年以上使える金物だから数百円高いくらいならブランド品にしようかな。』と、納得した上で適正な比較判断ができるわけです。

コストパフォーマンスをどう考えるかは、人それぞれの考え方ですし、それでいいと思います。

数千円〜万円単位の違いなら、同スペックなら確実に安い方選びます。
でも、このくらいの価格帯なら、一生モンだと思ってブランド品に手を出してプチ贅沢感味わうのはアリですね。


では、よきバーべを。