アルミ板で自作したST-310遮熱板をしばらく使ってみた使用感レビュー。



メリット・デメリットありますが、アルミ製でも問題なし。市販品のステンレス製遮熱板のが頑丈なのかもしれませんが、アルミ製はむしろ軽くていいかも。

10泊ほど実戦投入&デイキャンプ多数使用してみました。自宅でも使い倒してみました。

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こんな傷だらけになりました。

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使い倒したおかげで歪みもありまくりですが、強度的にも全く問題ありません。歪んでるのは、加熱が原因ではなく持ち運び時に自分の扱いが荒いから。

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持ち運び時はユニフレームのバーナーパッドSと、

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シェラカップ や諸々クッカーのフタにするステンレスの丸板(100円ショップで売ってるステンレスケーキ型の底丸板)と一緒に、

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100円ショップで買ったクリアケースに入れて持ち運び。薄い板系をまとめ入れ。

雑な自分の扱いのおかげで、バッグの中で相当押されたり負荷がかかってますが、割れたりするようなことは全くありません。


結論から言うと、

使える!
問題なし!
むしろいいかも!

という感じです。



というわけで、以下、使い倒してみた結果レビュー。



調理で使い倒してみる

漢(ヲトコ)が最初に焼きたくなるものと言えば、やっぱりコレ。

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ステーキ。


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ガンガン焼きます。


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しばらく加熱後に火の下に手を入れても大丈夫。しっかり熱を遮ってます。


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チャーハンも炒めてみる。
全く平気。


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その後、続けてクッカーで一合炊飯してみます。

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木製テーブルもさほど熱くならずに済みました。
防風板立てると輻射熱がこもってさすがにバーナー下は熱くなりますが、テーブル面はさわっても大丈夫な程度の熱で済みます。こりゃいいです。

バーナー使うと下の机がかなり熱く加熱されてしまう悩みがあり、バーナーシート買おうかと思ってました。
↓プリムスとかユニフレーム とかで2000円から3000円くらいで売ってる遮熱シート。
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でも、遮熱板あれば、シート無くても大丈夫。荷物も増えずシート買わずに済んで、ちょっぴり得した気分です。




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遮熱板を載せ。

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フライパンを置いて。

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30分かけてステーキじっくり加熱焼き。

余談のステーキ焼き方情報。
『実はステーキは低音で焼き、最後に表面焼き色を数秒でつけた方がいい』という情報を得て、30分かけて低温焼きをしてみました。
確かに最初に表面焼き色付ける焼き方よりジューシーに焼きあがり美味しかったです。

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長時間加熱しても、ガスボンベ全く問題なし。



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最大火力で網焼きしたって問題無し。


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もちろんアウトドアで防風板アマ板と使用したって、ガスボンベは熱くならず問題無し。

炊飯した後に肉を焼くという長時間連続使用も問題なく使えました。炊飯だ焼き物だ湯沸かしだと、一時間ほど連続使用してたと思いますが、ちゃんと遮熱できているようでガスボンベは過熱状態にはなりませんでした。



ST-310遮熱板(自作ver1アルミ版)のメリット・デメリット

メリット・デメリットを語る上でのポイントは、アルミ製である点。市販品の遮熱板はステンレス製なので。ステンレス製の遮熱板を使ったことないので比較できませんが、自作アルミ製を数ヶ月、アウトドアでインドアでと使い倒した上での使用感レビューです。


【メリット】

●軽い
キャンプ用品において、軽さは正義です。
軽さは持ち運び性の良さに直結します。荷物が重かったり大きかったりすと面倒になってしまう自分にとっては重要。

●加工しやすい
自作する上で一番重要かも。アルミ板は入手もしやすいし。
荷物ギュウギュウで多少曲げないと収納できない時、アルミは簡単に曲がって復元も手で簡単にできます。壊れるほど曲げることも無いので、意外とアルミはいいなと思いました。

●材料入手しやすく安い
コスパを意識する当ブログにとって重要。コストが安いと「壊れても後悔なし」と野山でガンガン使えます。

●熱反射しやすい
これは思わぬ副産物。バーナーの熱を上に反射するので、鍋底へ熱が行きやすく熱効率が高まった気がします。
数値的データ取ってないので印象ですが。今度遮熱板あるなしで水の沸騰時間でも測ってみましょうかね。

●すぐ冷めるからすぐ片付けられる
アルミは熱伝導率が良いので、熱を放射しやすくすぐに冷めてくれます。ステンレスだと熱した後しばらく熱くて触れません。が、アルミだと使った後すぐ冷めて片付けられるという、これも結果論のうれしい副産物。



【デメリット】

・・・う〜ん。特にない?でしょうか?

曲がりやすいかも知れませんが、手で修正可能ですし、強度的な問題や不具合は意外にも感じませんでした。

強いて言うなら、

・ステンレスより傷つきやすい(擦り傷)
・人によっては見た目の高級感がステンレスより低いと感じる

という点でしょうか?
自分は全く気になりません。これは人によるかな。



【その他・注意点】

メリット・デメリットと違いますが一応注意点。

遮熱板とは言え、防風板などを付けての長時間使用は、たまにガスボンベを触ってCB缶が過熱状態になってないか様子をみた方がいいでしょう。
ガスボンベを含めて囲ってしまうと、遮熱板しててもさすがに下に輻射熱が届きます。


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自分が使ってる防風板、これまた自作(Amazon激安既製品を加工)した、アマ板と勝手に呼んでるウィンドスクリーン。これならガスボンベ過熱問題もクリアできてました。


これだと、CB缶が防風に囲われてないので、過熱状態になることはありませんでした。上の写真でも、CB缶が右上に飛び出てるのが分かると思います。

CB缶が外気にさらされてる状態なので、さほど熱を蓄積しないで済むようです。むしろ風の吹く日はドロップダウンでCB缶はヒンヤリでした。(6月の関東で)





結論

ST-310の遮熱板は、アルミ製自作品でも全く問題無し。ステンレス製にこだわらなくても大丈夫。


という結果であります。



自分で作って自分でレビューって、なんかマッチポンプのやらせ臭いですね。
でも、別に防風アマ板もアルミ遮熱板も物販してる訳じゃないので、感じたことそのまま書いてみました。個人ブログの良いところ。



やっと自作アルミ遮熱板レビューできたので、次はステンレス遮熱板に再チャレンジしてみようと思います。



「アルミで問題無し!」って書いたのに矛盾してますね・・・。

実は、アルミ板買った時に勢い余ってステンレス板も買っちゃったのです。やるしかないのであります。もったいないから(笑)






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by カエレバ
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〈SOTO正規遮熱板付き商品〉
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〈遮熱板付きグリルプレート(鉄板)〉
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【2019年11月追記】
ステンレス製遮熱板が2018年末頃からAmazonで1780円で売っとります。キャッシュレス決済5%オフ適用のようなので、間に合えば1700円程度で入手可能に。
作るの面倒な方は、こんな選択もありかもしれません。

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