ステイホームだった春、ずっと気になってたナイフに手を出してみました。

ど定番オピネル。
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今更ですが買ってみました。


「サイズどれがいいのか?」
「切れ味は?」
「使いやすいのか?」
「オイル漬け加工は必要か?」
「濡れて刃が出ない時どうしたらいい?」
「食器洗浄機使えるのか?」
「そもそもオピネルは必要か?」

などナド等・・・。


気になってたけど必要無さそうで買ってなかったオピネル。

やたらとキャンプ道具買うくせに、ミーハーな気がしてなんか買えてなかったオピネル。

キャンプ行けない春の自粛期間中、ストレス解消の道具買いで手を出したオピネル。


連日連夜1ヶ月以上家で使い、その後緊急事態宣言解除後に実際キャンプでも使って試しまくりました。約3ヶ月間、家でキャンプで使い続けてみたレビューです。


果たして、オピネルはどうなのか!?


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オピネル ステンレス NO.8 折りたたみナイフ
by カエレバ
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オピネルとは

このページに辿り着く方には説明不用かとは思いますが、一応少し説明。

おフランス製の折りたたみナイフ。
かのピカソも持っていたという逸話があるほど歴史あるナイフ。
日本での「肥後の守」的な、お手頃お手軽なナイフ。

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材質はカーボン(炭素鋼)製とステンレス 製があります。キャンプで使うなら、錆びにくくメンテナンス楽なステンレス一択でしょう。自分のような面倒臭がりなら尚更。

ちなみに、薪などを細かく切るバトニングには向きません。というか、折りたたみナイフは強度的にバトニング無理です。

サイズも沢山あり、価格も千円代からとお手頃。フランスでは子どもに与える最初のナイフなんて言われるそうです。

価格安いので、簡単な工作や木工なんかで使うのも良いと思います。なんといっても価格が安いので気軽に使い倒せるのが魅力。

そして、無駄のない洗練されたデザインと木部と金属ナイフのバランスがカッコいい。
オシャレさんも自分のようなオシャレジャナイさんも、皆カッコいいと思える形かと思います。



正規代理店と並行輸入品と価格

正規代理店はハイマウント。
並行輸入品は、日本国内では色んな輸入業者が販売してます。

[正規代理店 ハイマウント 公式]


自分が買った物は並行輸入品。並行輸入品は定価より10〜20%くらい安い店が多いようです。


自分は楽天で安かった並行輸入品を購入。2020年4月の購入時1,700円ほど(ステンレス No.8サイズ)でした。
並行輸入品は在庫無しの時がけっこうありますが、不定期で継続的に入荷してます。なので、検索すると安いモノが見つかります。

Amazonはけっこう価格変動します。高い時買わないように、楽天など他の販売サイト価格もチェックしてから購入がオススメ。

並行輸入品の話です。正規品ならどこでもほぼ同じ価格です。

種類(刃の材質、グリップの材質、サイズ)が大量にあるので価格だけでなく規格もよく確認してからポチりましょう。

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正規品を買うなら、ワイルドワンなどアウトドアショップで買うのが良いかもしれません。現物確認もできますし、ネット通販に押されがちな実店舗の経営応援も含め。


正規品と並行輸入品の違いは、説明書・パッケージの有無くらいの様子。ナイフ本体に違いは無いようです。

が、並行輸入品は検品が甘い物もあるようで「箱出し(買ったままの状態)では切れなかった」というレビューも散見されます。
その場合は、自分で研ぐ作業が必要。逆に言えば研げばいいだけですね。

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自分が買った並行輸入はこんな感じで着荷。パッケージ無し。ポリ袋グルグル巻きだけの状態。

自分用なのでパッケージも説明書もいらんので並行輸入品で問題無しです。逆にゴミ減量化でいいかも。



オピネルのサイズと重さ

オピネルは昔からアウトドアショップで悩みながら見てました。ショーウィンドウのトランペットを眺める黒人少年のように。

なので、サイズ感はなんとなく把握してて「買うならNO.8のサイズだな」と思うてました。

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NO.7はコンパクトだけど男手には少し小さい。
NO.9はちょうど良さそうだけど展開サイズがちとデカい。

というわけでNo.8を購入。もちろん刃の材質はステンレス。

※以下文で特に注釈ない場合、全てステンレス 製オピネルの話です。


参考にオピネルの規格一覧を調べてまとめてみました。

オピネルの規格一覧がどこにも無いので、いろんな販売店サイトから寄せ集めてまとめた数値です。店によって多少表記異なるため、数ミリ、数グラムの誤差はあるかもしれません。

【オピネル サイズ・重さ一覧】
(ステンレス )
番号 : 全長 / 刃長 / 収納時長 / 重さ

No.1 : なし(生産終了)
No.2 : 全80mm 刃34mm 収45mm 重5g
No.3 : 全97mm 刃41mm 収56mm 重5g
No.4 : 全116mm 刃50mm 収67mm 重9g
No.5 : 全140mm 刃60mm 収81mm 重15g
No.6 : 全165mm 刃72mm 収92mm 重34g
No.7 : 全178mm 刃78mm 収(不明)重44g
No.8 : 全190mm 刃82mm 収109mm 重54g
No.9 : 全206mm 刃88mm 収117mm 重65g
No.10:全228mm 刃98mm 収129mm 重71g
No.11: なし(生産終了)
No.12:全280mm 刃120mm 収160mm 重112g

・全長=刃を開いた時の全体の長さ
・刃長=刃の長さ、刃渡り、ブレードの長さ
・収納時長=刃を閉じた時の長さ
・重さ=全体の重さ

〈ついで情報〉
・回転式ロックはNo.6サイズ以上に付く機能
・カーボン(炭素鋼)刃はステンレスより4〜5gほど軽い(炭素鋼よりステンレスの方が重い)


愚痴ですが、正規代理店ハイマウントのWEBサイトに全長や収納時サイズ載ってなくて調べるの大変でした。ちなみにハイマウントでの取扱はNo.6以上サイズのみのようです。


蛇足情報。
焚き火好きキャンパーに大人気のモーラナイフコンパニオンは全長約22cm。これ以上大きいナイフ買うなら、もはやオピネルではなく包丁持ってった方がいいかなと思います。



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オピネルNo.8(ステンレス)を普通の体格の成人男性(自分)が握った写真。

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全長約190mm オピネルNo.8ステンレス 

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刃厚 約1.7mm

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持ち手の最太部 直結 約21mm

柄(グリップ=持ち手部分)がすっぽり手に収まる。これ以上小さいと調理時グリップしにくくなると思います。

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モーラナイフ コンパニオン(ステンレス )との比較。オピネルNo.8の方が2〜3cmほど短い。モーラナイフ持ってる人多いので比較参考に。

研ぎが粗いのはご愛嬌。逆に言えば、雑な研ぎでも使えます。



オピネルの切れ味は?

並行輸入品の箱出し(自分で研いでない)状態。食器用洗剤で洗っただけ。
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パンもすっと切れる。

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果物もすっと切れる。

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野菜もすっと切れる。

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トマトももちろん。野菜スパスパ。

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生肉も切れる。

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もちろん焼いた肉も切れる。


結果、切れ味に問題無し。

箱出しで切れなかったら研げばいいです。



オピネルは使いやすいのか?

切れ味には問題なかったわけですが、最初の1ヶ月毎晩使ってその後も約2ヶ月チョコチョコ使った結果、

使いやすさは・・・

調理なら包丁のが切りやすい。


3ヶ月使い倒してみた正直な感想。

最初は道具を手に入れた満足感からヘビーローテーションで使いましたが今はもうさすがに飽きて、キャンプの時くらいの使用に落ち着きました。



包丁はすごいです。
調理用に進化した最終形の刃物。
これ以上ない形に完成してると思います。

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我が家で愛用してる包丁。グローバルのペティナイフ。肉・野菜・魚・果物ほぼ全てこれ1本で済むスグレモノ。

8,000円程度と安くないけど、もう20年以上同じモノを使ってます。使用年数考えたらコスパは超良いです。

たまに研ぐけど20年ですよ。しかもほぼ毎日。超耐久性高い。持ち手と刃に継ぎ目ないので洗いやすいし最強のキッチン道具だと思います。
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ちなみに全長は約26cm。


包丁がナイフより使いやすい一番の理由は「アゴ」があるから。
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包丁のアゴ。
アゴがあるだけで使いやすさがまったく違います。手が台にぶつからない。

刃の薄さ(一般的な包丁の方がナイフより刃が薄い)も食材を切る使い勝手に影響しますが、それより何より、アゴの有無が大きい。

アゴがあることで、包丁の刃全体を使って切ることができるのです。ナイフだとまな板に手が当たらないよう、刃の先端で切ることになり、それが作業性の悪さに直結するのです。

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ナイフの刃には「アゴ」がほぼ無い。


というわけで、グローバルのペティナイフを褒めたかったワケではないのですが、結果的にグローバルのペティナイフを褒めることになってしまいました。



オピネルNo.8はサイズ感的には使いやすいナイフで、調理しやすいですが、それより調理するなら何より包丁が一番使いやすいという、なんとも普通な結果。
申し訳ないくらい当たり前の結果でありました。


グローバルのペティナイフは全長26cm。持ち運びにも困らないサイズ感。
料理をハードにする人は、新聞社とか牛乳パックで巻いて適当なケースにして包丁をキャンプ持ってった方が良かったりするかも。


自分、キャンプで凝った料理はほぼしないのでナイフでも大丈夫ですが、凝った料理で食材カットが多いならナイフより包丁が良いです



オピネルにオイル漬け加工は必要か?

買う前に色々ネット調べてると「オピネルのオイル漬け加工」というケア方法が出てきます。

3ヶ月間使いまくり、もちろん使うたびに食器用洗剤で洗ってますが、オイル漬け加工の必要性を感じません

オイル漬け加工というカスタマイズが世にあるのは、木の膨張防止を狙ったものなのかと想像します。

確かに、オピネルの持ち手は天然の木なので、濡れると水を吸って膨張します。

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使用後は洗います。もちろん濡れます。

先端科学を駆使したハイテク技術と資金があれば、水を使わないでオピネルを洗えるのかもしれません。

しかし、残念ながら自分にはそんなテクも金もないワケで。コスパの観点からも、安全で優秀なのに格安な日本の水道水があるので、自分は水で洗います。

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濡れると木が膨張します。特にここの稼働部が膨張します。

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すると、一度刃を畳むと濡れた状態ではもはや指先の力では開く事ができないほどに。
爪が破壊されそうです。

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濡れ布巾などで頑張って引っ張り出す。
女子供には難儀な仕事になります。

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なんとか刃が出た。キツイ。
爪破損のリスクと引き換えにオピネルの刃を出すことに成功しました。


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刃が出ると、膨張した木部と金属が擦れ、木部が削れます。

この出し入れを何回も何回もやってると、稼働部のキツい部分の木が削れて少しずつ膨張時のキツさは緩和されます。

が、3ヶ月連日のように使い続けても、濡れた時の刃の出し入れキツさは残ってます。多少出しやすくなったくらい。


でも、乾けば刃の出し入れに問題はありません。さらに言えば、包丁代わりに使うなら、刃の出し入れするのは持ち運び時だけです。
つまり、キャンプ中に刃の出し入れしないなら特に濡れによる木部膨張は問題無いです

要するに、オイル漬け加工は必要無いと思われます。むしろ、オイル漬けしてしまうと油のベタベタで使いにくくなるのではないかと思います。


ただ、オピネルは濡れると確実に刃の出し入れは困難になります。間違いない。



濡れて刃が出ない時の刃の出し方

調べたら、濡れたりしてオピネルの刃が出ない時の正しい(?)刃の出し方解説がありました。

▼刃が出ない時の刃の出し方
    本家オピネルサイト解説(英語)

▼日本語でこちらの方が書いてくれてます
この方もオイル漬け加工は否定されてます。


早速試してみましょう。
持ち手の刃の無い部分を打ち刃を出す正しい方法。
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刃先と持ち手オシリ部分の約5mm程度の部分を打ち付けろと。

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ピンポイントで打ちます。金属に打つと木部が凹むので、木の角かプラスチックの角がいいと思います。

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出ました。オピネルの刃。
爪破損リスクを回避できました。

「地球の重力」と「慣性の法則」を使った方法ですね。

キャンプは科学。

子どもたちに物理学を伝えよう。



オピネルは食器洗浄機使えるのか?

使えます。

というか、面倒くさがりの自分、家で洗う時は食洗機にぶち込んでます。

ステンレスの良いところ。

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どーんと食洗機に打ち込まれたオピネル。
木の劣化?気にしないキニシナイ。

ただし、
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木部「OPINEL」のロゴがかすれてきてる気がします。

食洗機の洗剤は研磨剤が入っているためでしょうか。単純に3ヶ月間連日使ってればかすれてくる気もしますが。

食洗機使用も、ステンレスなら問題無し。
ただ、木部のロゴ印字かすれが気になる場合は手洗いがいいかもしれません。


ただ、手洗いしてもロゴはプリントなので、長く使えばいずれかすれていくと思います。

愛のある経年劣化は"味"です。
それでいいのです。



そもそもキャンプにオピネルは必要か?

包丁のくだりで想像できてしまうかもしれませんが、キャンプにオピネルは必要ありません。

現に、何年もキャンプしててオピネル使ってなかったですしね。

オピネル無くても全く支障ありません。


現に、直近のソロキャンプでは
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オピネル持っててるのに、オピネル一切使わずキッチンハサミで全て済ませてました。



ただ、キャンプとは自分にとって趣味です。

「キャンプは必要か?」と言われたら極論すれば「無くても死にはしない」。だけど「キャンプが無い人生は死ぬほど寂しい」。

趣味ってそんなモノ。

だから、
・使って楽しい気分になる
・持ってる事で満足感を得られる
・試してみたい
と思うなら、試してみていいと思います。

「他人が持ってるから」という理由なら買わない方がいいです(キャンプに限らず趣味のモノ全てそうですね。)

経済的メリットではなく、精神的メリットにつながるのが趣味なのですから。



と、キャンプでオピネル使わず風情もないキッチンバサミを使ったヤツが言ってみます。


ちなみにこのキッチンバサミ、ホームセンターで一番小さかったので買った物。使いやすくサイズもいいんですが、色があんまり・・・。
もっと渋い色のカッコいいヤツが欲しいです。
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まとめ

「サイズどれがいいのか?」 
▶︎調理目的ならNo.8か9くらいが良いと思います。

「切れ味は?」
▶︎問題無し。箱出しで切れなければ研げばいい。

「使いやすいのか?」
▶︎調理用ナイフとしてはつかいやすいけど、包丁のがもっと使いやすい。

「オイル漬け加工は必要か?」
▶︎必要ない。

「濡れて刃が出ない時どうしたらいい?」
▶︎オシリをコンコン叩く。

「食器洗浄機使えるのか?」
▶︎使える。ロゴかすれ気になる人は手洗い推奨。でも、長く使えばいずれロゴはかすれそう。

「そもそもオピネルは必要か?」
▶︎無くてもOK。でも趣味って楽しいのが重要。好きならあっても良いと思います。



オピネルのメリット
・たためて軽くてコンパクトになる
・なんかカッコいい
・意外と切れ味いい

オピネルのデメリット
・濡れるとめんどくさい
・調理用サイズなのに濡れると面倒とか致命的


オピネルのコスパは?
・いいと思います。形が好みなら満足度高いと思います。
・形が好みでなければ買う必要無し。


自分の場合、道具少なくしたい時は持っていかないと思います。予備用にキャンプ道具に入れとく感じです。

自分にとって一番いい使い方だと思ったのは、テントからの緊急脱出用として寝る時テントに持ち込む使い方です。
(イザという時、テントは意外と生地が頑丈で素手では切り裂いて脱出ができません。イザというのは、火災とかテントごと吹っ飛んだとか動物に襲われた時とかかな。)


最後に元の子もないこと告白してしまいますが、自分、実はキャンプでほぼ料理しないです。調理は全てキッチンバサミで済ませてました。そして多分これからも(笑)

調理は肉とか野菜をザックリ切って焼くくらいなもんで。切れればハサミでもナイフでも包丁でも良いんです。

ナイフはもっぱら焚き火や工作のためで。オピネルも工作ナイフになっていくと思われます。


でも、形が気に入ってるので所有の満足感は高いですオピネル。
憧れの品としては安くて手頃なので、デメリット分かった上で趣味道具として買うのにはオススメです。


以上、オピネル3ヶ月使い倒してみたレビューでした。




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